2014年3月13日木曜日

韓国の1億人分を超える個人情報流出について

ソウル 21日 ロイター通信の記事によると、
少し前に、韓国で1億人分を超えるクレジットカードや銀行口座に関する個人情報が盗まれていたことで、クレジットカード会社に対する怒りや訴訟の動きが高まっているそうです。


朴槿恵大統領や国連の潘基文(バン・キムン)事務総長の個人情報も含まれているとされ、21日には被害に遭った銀行の支店に、預金が無事かどうかを確認しようとする顧客が押し寄せました。
また、弁護士らによると、クレジットカード会社3社を相手取った集団訴訟が20日遅くに提起され、130人が参加。1人当たり1億1000万ウォン(10万3400ドル)の損害賠償を求めているて、今後も同様の訴訟が続く見通しだそうです。
1人当たり10万ドルというと、日本円で1000万円以上ですね。
ちなみに事件の発端は、民間の信用情報企業「コリア・クレジット・ビューロー(KCB)」の社員が、派遣先だったKB国民カードやロッテカード、NH農協カードが保有する1億0580万件の口座情報を持ち出しこの社員はその個人情報を少なくとも2人に転売したとされ、既に他の1人とともに身柄を拘束されました。
KCBとカード3社の経営幹部らはすでに辞任の意向を示しています。
盗まれた情報には、名前や住所、電話番号、銀行口座番号、クレジットカードの詳細、ID番号、収入、婚姻関係の有無、パスポート番号が含まれていたそうですが、これはもうほぼ個人情報全部ですね…((((;゚Д゚)))))))
韓国人は1人当たり平均で4枚以上のクレジットカードを保有していて、日本以上にクレジットカード社会です。

それを裏付ける情報として、韓国クレジットファイナンス協会のデータによると、クレジットカードの利用額は2012年には451兆ウォン(4240億1000万ドル)となり、韓国の個人消費に占める割合は66%で、これは世界最高水準です。
ちなみに、我が日本でのクレジットカード利用率は、12%、アメリカでも24%ですから、いかに韓国がクレジットカード社会かがわかると思います。

そんな国で起きた大規模な個人情報の流出事件。

いやはやなんとも…。

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